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December 30, 2008

今年最後の……

この「徒然BOX」は本日が今年最後の更新になります。

……が、しかし。

時間が全然ありません。

本来は2008年の総括でもしようかと考えていたのですが、とても無理です。

という訳で、今晩はこれで失礼致します。

今年一年、ご愛顧頂き、誠に有難う御座います。

また来年も宜しくお願い申し上げます。

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December 25, 2008

世泣き爺~番外編「世泣き爺のクリスマス」

ホー!ホー!ホー!

元気じゃったかな、皆の衆!

ワシか?

ワシは梟じゃあないぞよ。

ん?正体を知りたくないじゃと?

……それじゃあ、教えて進ぜよう。

或時は世泣き爺。

また或時は……世泣き爺。

しかしてその実体は……世泣き爺じゃ。あおおおおおん!


……ところで、今宵はワシ、仕事があるんじゃ。

何の仕事かって?

うん、ワシは今宵は人手が足りなくて三太狗老主になるんじゃ。

承認番号は「3T964」。

担当地域は……はて、何処じゃったかのう。
ま、何とかなるじゃろ。

おっと、もうAM2時半かいな。出掛けないとまずいぞよ。

子供達へのプレゼントは……リクエストを見てみるとするかの。どれどれ。

「バルタン星人の鋏。蟹やロブスターより肉が詰まっていそう」
「ウルトラセブンのアイスラッガー。セブン年中丸坊主」
「ドラゴンボール。ネコのタマを生き還らせる」
「タイムマシン。3歳に戻りたい(by5歳児童)」
「どこでもドア。カジノで大儲けしたい」
「船。海賊王にオレはなる!」
「次元と五右衛門。ルパン三世にオレはなる!」
「お兄ちゃんが欲しい」
「お姉ちゃんが欲しい」
「弟が欲しい」
「妹が欲しい」
「星が欲しい」
「プレゼントいらないからお金をおくれ」

……何じゃ、こりゃああああああああ!!

まあ、見なかった事にして……と。
適当でいいわい。
(袋に品物を詰め込む)

よし、出掛けるか。

(世泣き爺、外に出ようとして、ドアに手をかける。外でドーンという音がして、車の走り去る音)

うん?何じゃ今の音は……。

(世泣き爺、ドアを開けて外に出る。トナカイ達が地面に横たわっている)

うわぁーーーっ!
トナ吉ぃ~!
トナ太ぁ~!
トナ夫ぉ~~~!!!

(世泣き爺、トナカイ達を家の中に運び込む)

トナ吉……
トナ太……
トナ夫……
お前達の供養は……

トナカイ鍋じゃ!
南~無~……じゃなかった、アーメン!いただきまぁ~す。

(世泣き爺、トナカイ鍋を平らげ、歯を爪楊枝で掃除しつつ)
しまった!くつろいでいる場合ではないわい。
行かねば……。

(世泣き爺、外へ出る。橇がポツンと置いてある)
……って、トナカイいなきゃ、何処へも行けん!

あ、そうじゃ。スノーモービルは……今年の原油高で燃料を補充しとらんかったぁ~~~!!!

……これじゃあ、プレゼント配達は無理じゃのう。

では……逃げるか!

さらばじゃ、皆の衆!!

メリー・クリスマス!!

プレゼントは配れんかったが、三太は信ずる者の心の中におる!!

また来年宜しくじゃ!!


THE END


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December 22, 2008

年末の第九

”日本の年末の風物詩”と言われているものもの一つに、ベートーヴェンの第九があります。

嘗ては演奏家だけの公演が殆どでしたが、最近は聴衆参加型も増えており、全国各地で第九が鳴り響いています。

日本で年末に第九を演奏する習慣を持ち込んだのは新交響楽団(現・NHK交響楽団)のヨーゼフ・ローゼンシュトックだそうです。
1936年秋、来日し、新交響楽団の常任となった彼は、「ドイツでは年末に第九を演奏している」と言って、1938年に東京・歌舞伎座で第九を指揮しました。
ドイツの総てのオケが第九を年末に演奏しているという訳ではありませんが、名門のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などはこれが習慣になっているそうです。
そして、ローゼンシュトックの指揮する第九は1940年からNHKがラジオで放送し、全国的にその模様が中継され、やがて各地のオーケストラがそれを真似する様になっていきます。

年末に第九を演奏する事は、オーケストラにとってもおあつらえ向きでした。
12月の決算期、確実に客を呼べる作品ですから。
また、毎年演奏され、定番となる事で、クラシック音楽に興味のない人にも高い認知度を持たせる事にもなります。

いわば、メディアの戦略とオーケストラの利害がピタリと一致し、年末の第九が日本の年末の風物詩となっていったのです。

中にはそれ故風物詩と化した事を嘆く向きもありますが、風物詩となった事でクラシック音楽としては抜群の人気と知名度をこの時期に発揮し得ているのも否定出来ない事実です。

私自身、小学生の頃から毎年ラジオで第九を聴くのに慣れてしまって、今では年末に第九を聴かないと何となく気が済まなくなってしまいました。
尤も、最近はラジオ中継やTV中継は殆ど鑑賞せず、複数あるベームの演奏から1点と、フルトヴェングラーやワルター、クレンペラー、カラヤン、バーンスタインなどの歴代の名盤から1点の少なくとも2点を鑑賞しているのですが。時には10種類前後聴く事もあります。

個人的には間口の狭いと言われる芸術作品が、一般に広く門戸を開き、永遠に輝き、生き続けているという意味において、第九が年末の風物詩となった事は寧ろクラシック音楽界にとっては成功の一つであると考えています。

因みに、今年はベームが1963年に初来日した折の伝説的な第九と、ベームの恩師ワルターによる1955年のウィーン国立歌劇場再建記念フェスティヴァルにおける第九を聴こうと考えています。後は暫く聴いていないフリッチャイを聴こうかなぁ。

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December 18, 2008

FIFAクラブワールドカップ準決勝

クラブ世界一決定戦、FIFAクラブワールドカップ準決勝、欧州王者マンチェスター・ユナイテッド(マンU)とアジア王者ガンバ大阪が対戦しました。

昨年は浦和がACミラン相手に0-1の接戦(ミランの拙攻に助けられたとの声もありますが)。

今年は大味ながら、点の取り合いが演じられました。

前半、ボール支配率はほぼ拮抗していましたが、セットプレイで確実に得点を重ねたマンUが2点リード。

後半、ガンバが1点返した後、マンUが立て続けに3点入れ、あっという間に5-1。

「あ~あ、緊張の糸が切れたか。終わったな……」

などと思っていたら、今度はガンバが逆襲。2点を入れ、3-5で試合終了。

試合は負けましたが、ガンバはよくやったと思います。

後半だけに限れば3-3ですよ。

しかも、普通なら意気消沈しておかしくない流れで、最後迄気持を切らさなかったところがいいですね。

何だかんだ言って、スポーツで一番大事なのは気持ですね。

こういうと、変な言い方かも知れませんが、先に繋がる「いい負け方」だったと思います。

後は、気持を切らさずに、3位決定戦で頑張って欲しいですね。

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December 15, 2008

忠臣蔵・音無しの剣

今晩は(も?)時間がないので、手短に。

昨日仕事から帰宅すると、TVで田村正和・主演の『忠臣蔵・音無しの剣』を放映していました。

途中からでしたが、結構面白かったです。

仇討を陰から助ける剣士が主人公なので、仇討を外から眺める感じになって、”正調”を求める人にはやや物足りなかったかも知れません。あくまで田村正和演じる主人公の”男の美学”がメインになっています。

でも、『忠臣蔵』という事を考えず、時代劇として捉えれば、中々良く出来た作品だったと思います。
何処かで”江戸版『カサブランカ』”と書いてありましたが、大人の渋いラヴ・ロマンスと、内にじっと秘めた人情味と、時代劇の華とも言うべき殺陣、何れも田村正和ならではのキャラクターがよく合っていたと思います。

特に終盤、赤穂浪士の討入を阻止せんとする上杉家の連中を相手にたった一人で大立ち回りを演じる田村正和の様子と討入の様子が交互に映し出されるところなど、圧巻でしたね。

『忠臣蔵』は日本の”年末の風物詩”と称されていますが、たまにはこういうのがあってもいいですね。

今晩は(も?)時間がないので、この辺で。

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December 11, 2008

YouTube

今日は時間があまり無いので、適当に。

インターネットといえば、最近は情報管理問題や、悪徳商法、違法取引、ネットいじめ、殺人事件との関連等悪影響を指摘する向きが少なくないですが、一寸した調べ物をするのに、これ程手軽で便利なものはありません。

特にGoogle MAPとか、wikipediaなんかは、私もしばしば利用しています。

後、音楽を愛する私にとって、非常に有難いのがYouTubeです。
クラシックなどでは、懐かしの巨匠などの映像を拝めますし、 ジャズもビッグネームの姿を拝めますが、ついつい観てしまうのはロック&ポップス系のPVですね。

エルヴィス・プレスリーやビートルズなどの海外のミュージシャンから、日本のミュージシャンやアイドルに至る迄、新旧問わず、楽しんでいます。

最初意外に思ったのが、再生回数。
日本の曲は10万回を超えればかなりの物で、100万回を超える物は非常に少ないのに対し、海外では100万回以上を誇る曲は割とザラ。中には1000万回以上の作品もチラホラとあります。
要するに、日本の曲は矢張り日本でしか視聴されておらず、海外の曲は世界中の人々が視聴しているという事なのでしょう。

まあ、何れにせよ、特に嘗ての映像が色々と拝めるのが何と言っても懐かしく、いいですね。
ついつい高校や大学の頃を思い出してしまいます。

後、YouTubeではスポーツ関係の往年の映像などが拝めるのもいいですね。名馬とか、名選手とか。

更に蛇足ですが、ペット物も結構面白いですね。
個人的には特に猫の投稿動画を観るのが楽しみです。
中には再生回数が1000万回を超える動画もあり、人気の高さを窺わせます。
ペット好きは世界共通ですね。

兎に角、YouTubeの動画を観ていると、つくづく便利な世の中になったなぁ、と思います。
これこそ、ネットの真の存在意義ですね。
尤も、著作権問題が浮上しているらしいですが……。

まあ、今晩はこんなところで。

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December 08, 2008

12月8日

12月8日というと、古い世代の人の中には1941年、日本時間のこの日、日本軍による真珠湾奇襲を思い浮かべる方がいるかも知れません(現地では7日)。

一方、音楽ファン、ビートルズ・ファン、ジョン・レノン・ファンにとっての12月8日もまた特別な意味を持つ日です。
何故なら、1980年秋、ほぼ5年振りに音楽活動を再開して世界中のファンを喜ばせたばかりのジョン・レノンがこの日に凶弾に倒れ、世界中のファンを悲しみのどん底へと突き落としたからです。

私も毎年この日が来ると、ジョンの数々の作品を聴いて彼を偲んでいます。

聴くのはビートルズ時代よりソロになってからのナンバーが多いですね。
若しこれがポールだったら、恐らくビートルズ時代のナンバーの方を沢山聴くと思うんですけれど。

特に遺作となった『ダブル・ファンタジー』に含まれるナンバーが多いです。
遺作となったが故に、ジョンが到達した一つの境地と見なす向きもありますが、まさか凶弾に倒れるとは思ってもみなかったジョンにとって、このアルバムは再出発を告げる意味以外何物もなかったと思います。
しかし、ハウス・ハズバンドに専念する為に活動を休止する以前の作品と比べて、明らかに余計な力を抜いた、穏やかな作品が多くなっている事も確かですね。
「スターティング・オーヴァー」「ウーマン」「ビューティフル・ボーイ」……。
感傷的と言われるかも知れませんが、これらを聴いていると、どうしてもジョンの最後の活動に思いを馳せない訳にはいきません。より普遍的な愛の優しさや喜びを感じ取り、恐らく今後はそうした歌が増えたであろう矢先の死。
ファンにとって、これは正に”時間の止まってしまった”アルバムでしょう。

本当はビートルズ初期の若き力の漲るジョンから、晩年にかけての変遷を辿りつつ、彼を偲ぶのが一番いいのでしょうが、今年もソロ、特に『ダブル・ファンタジー』の作品中心になるんだろうなあ……。

後、季節柄「ハッピー・クリスマス~戦争は終わった」も必ず聴いていますが。

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December 04, 2008

今月の映画~クリスマス映画

前回はクリスマスの音楽を採り上げたので、今回は映画を採り上げる事にしませう。

近年では『バッドサンタ』みたいなブラック・コメディーや、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』みたいなミュージカル・アニメが制作されていますし、1980年代に作られたクリスマス・プレゼントの生き物が発端となる騒動を描いた『グレムリン』、大島渚監督の話題作『戦場のメリー・クリスマス』、年末には米国のTVで必ず放映されるという1946年の名作『素晴らしき哉、人生!』などもありますが、個人的に勝手に”三大クリスマス映画”と考えているのは『ホワイト・クリスマス』『34丁目の奇蹟』『サンタクロース』です。
『グレムリン』はギズモとフィービー・ケイツが大好きですが、クリスマス映画という事になると、上記三作品が”正調”と称するべき内容を持っていると思います。

就中、1980年代に作られた『サンタクロース』は今では忘れられかけていますし、クリスマス映画の代表格と呼ぶ事は出来ても、内容的に名作とは言えないところがあります。
一方、『ホワイト・クリスマス』と『34丁目の奇蹟』は歴史的名作として、オールド・ファンなら一度は観ていると思います。

『34丁目の奇蹟』は或老人がデパートのクリスマス商戦にサンタクロース役で雇われる心温まるコメディーです。
これは1994年に作られたリメイク版もありますが、何と言っても1947年のジョージ・シートン監督作品が名作です。
出演もモーリン・オハラ、エドマンド・グウェン、ジョン・ペインらが好演しているし、子役のナタリー・ウッドはこの作品で一躍人気者になりました。

『ホワイト・クリスマス』は何と言っても大歌手ビング・クロスビーが歌う恐らく史上最も売れたシングルである「ホワイト・クリスマス」を筆頭とする音楽にあると言えるでしょう。
映画としてはビング・クロスビーとダニー・ケイが軍隊時代の上官のホテル経営の危機を救う為に奮闘するという月並な内容ですが、音楽の力が観る者の心を温め、生涯忘れ難い印象を残してくれます。

後、クリスマス映画ではありませんが、スペクタクルの歴史的名作『ベン・ハー』の序盤にキリスト生誕の場面があるので、これをクリスマスに観て、クリスマス本来の意味を考えるのも一興でしょう。

今晩は時間がないので、この辺で。

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December 02, 2008

今月の音楽~クリスマスの音楽

うん、間もなくクリスマスという事で、至るところでクリスマスに因んだ音楽が流れていますね。

今晩はクリスマスに因んだ音楽を取り上げてみる事にしませう。場合によっては来年以降に各々細かく語るかも知れません。

そもそもクリスマスは、イエス・キリストがこの世に生まれた事に対して感謝を捧げる聖なる行事だったという事は多くの人が知っていると思います。

大作曲家ではバッハの『クリスマス・オラトリオ』が厳粛にキリスト生誕を祝うというコンセプトそのものですね。
他ではコレルリの『クリスマス協奏曲』やチャイコフスキーの三大バレエの一角、『胡桃割人形』なども知られていますが、後者に関しては子供達でも楽しめるメルヒェンティックな内容で有名です。

古くから歌われてきたクリスマス・キャロルは、キリストの生誕を祝う事を目的とした中世以降の聖歌・賛美歌の一ジャンルですが、世界中の300を超える言語に訳されたと言われる「聖しこの夜」や、「荒れ野の果てに」「アデステ・フィデレス」「クリスマスおめでとう(ウィー・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス)」「コヴェントリー・キャロル」「牧人羊を(ザ・ファースト・ノエル)」「樅の木」「諸人こぞりて」等が知られています。
中には何百年も前の曲もありますが、現代でも世界的に歌い継がれ、クリスマス本来の姿を今に伝えつつも、万人に親しみ易い普遍性を具える作品が少なくないですね。

これに続くのが、キリスト生誕とはあまり縁がないけれど、クリスマスのスタンダードとなっているクリスマス・ソングで、中にはクリスマス・キャロルに数える人もいる「アヴェ・マリア」「赤鼻のトナカイ」「ウィンター・ワンダーランド」「風も雪も友達だ」「ザ・クリスマス・ソング」「ジングル・ベル」「橇滑り」「ホワイト・クリスマス」「リトル・ドラマー・ボーイ」「ハレルヤ」「メレ・カリキマカ」などがあります。
「アヴェ・マリア」や「ハレルヤ」は特にクリスマスを意識した訳ではないし、多くの作品が存在しますが、クリスマスに歌われても流れても違和感がありませんね。
「赤鼻のトナカイ」「ジングル・ベル」「ホワイト・クリスマス」などはクリスマス・キャロルに替わる現代のクリスマスのイメージの先鞭をつけた名曲だと言えるでしょう。今ではクリスマス・キャロルに劣らず世界中で歌い継がれている定番中の定番となっています。
後はハワイのクリスマスを歌った「メレ・カリキマカ」が楽しくていいですね。

ポピュラーでは海外の「サンタが街にやって来る」「サンタクロースがやって来る」等がもうクリスマス・ソングと同等のスタンダード扱い。「赤鼻のトナカイ」などと同じく、サンタクロースを主役に据えた定番中の定番ですね。
他ではエルヴィス・プレスリーの「ブルー・クリスマス」、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス~戦争は終わった」、ポール・マッカートニーの「ワンダフル・クリスマスタイム」、ワム!の「ラスト・クリスマス」などがこのジャンルにおける定番中の定番と言えそうですね。
後、曲はそんなにいいとは思いませんが、ボブ・ゲルドフが提唱したバンド・エイドによる「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」はポール・ヤング、ボーイ・ジョージ(カルチャークラブ)、ジョージ・マイケル(ワム!)、サイモン・ル・ボン(デュランデュラン)、スティング、フィル・コリンズ、ボーノ(U2)など80年代の英国を代表する錚々たる顔触れが次々と歌い継いでいくのが何と言っても聴き物です。プロモーション・ビデオはその光景が映像で拝めるので、より圧巻。
今の若い人達にはピンと来ないかも知れませんが、当時を知る人にとっては、矢張りかけがえのない作品だと思います。

日本人の多くのアーティストも、これでもか、とばかりにクリスマス・ソングを世に送り出していますが、その中でもズバ抜けて有名なのは山下達郎の「クリスマス・イブ」でしょうね。これは毎年必ずといって良い程耳にします。
他ではユーミンこと松任谷由実の「恋人がサンタクロース」、稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」、竹内まりやの「今夜はハッピー・パーティー」「すてきなホリデイ」等々。
後、坂本龍一の「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス(映画『戦場のメリー・クリスマス』テーマ)」も有名ですね。

アルバムも色々と作られましたね。多くのアーティストによるオムニバスとか、ビーチ・ボーイズの「ザ・ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム」とか、エルヴィス・プレスリーの「初めてのクリスマス」とか……。
でも、何と言っても世界的に決定盤と称されているのはポピュラー界の初代帝王、ビング・クロスビーの『ホワイト・クリスマス』でしょうね。シングル「ホワイト・クリスマス」は全世界で4500万枚ものセールスを記録していると言われていますし、アルバムも入れれば恐らく『ホワイト・クリスマス』関連だけで北米で1億枚以上売れていると言われています。毎年クリスマス・シーズンになると、未だに世界的に売れる為、累計でどれだけ売れているか分からないと言われる位、広く浸透している名作中の名作ですね。
まあ、クリスマス・キャロルやクリスマス・ソングの定番がズラリと並び、正に王道と言えるアルバムですからね。
勿論、曲自体がいいという事もあるんですが、時にムーディーに、時にスウィング感たっぷりに歌うビング・クロスビーの存在感の大きさも流石という他ありません。

後、個人的にセレクトしたいのが、ウィーン少年合唱団によるクリスマス・アルバム。天使の様な歌声は、正にクリスマスの原点を感じさせてくれます。

クリスマスの音楽。
昔はクリスマス・キャロルみたいにキリストの生誕を祝うジャンルでしたが、デパートなどの商戦戦略により、クリスマス・ソングではサンタクロースが主役に成り、やがてイエス・キリストは何処かにすっ飛んで、”一年の内の特別な日のラヴ・ソング”が今や主流に成りつつあります。

まあ、我々日本人の多くは、キリスト教徒でもない癖に、クリスマスを祝っていますから、音楽に関してもキリスト生誕がどうとか、サンタクロースがどうとか、もうそういう事を今更言ってもどうしようもないですね。
それに、何だかんだ言って流行歌だけでなく、定番も盛んに流れていますから、或意味様々な種類の音楽が”クリスマス”の名のもとに、一度に流れる一年の内でも貴重な時期だと言えそうです。

時に心浮き立ち、時に心に染みる特別な日を演出するジャンルとして、今後もこの季節になると多くの曲が流れる事でしょう。

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