川村カオリさん追悼
日本人と父とロシア人の母の間に生れた歌手、川村カオリさんが7月28日に亡くなりました。
彼女は1971年1月23日生まれですから、享年38。乳癌だったそうです。
私が覚えているのは彼女が川村かおりとして活動していた1990年の「神様が降りて来る夜」と名曲「翼を下さい」のカヴァー位でしたが、私の弟と同学年に該当する彼女の死は、私にとっては寂しさを禁じ得ません。
ソ連時代のモスクワに生れた彼女は、11歳の時に日本にやって来たそうですが、当時はまだ冷戦中で、彼女は過酷ないじめに遭ったそうです。
それを克服し、1988年に17歳で歌手デビュー。
1993年、活動休止。ニューヨーク等で生活。
1995年、活動再開。音楽の他、映画やドラマに出演したり、モデルをしたりと幅広く活躍。
1999年、結婚。2001年、長女を出産。
2004年、乳癌が発覚し、手術。活動休止。
2005年、活動再開。
2007年、離婚。
2008年10月、自身のブログで乳癌再発を発表。
そして、……早過ぎる死。
You Tubeで今改めて彼女の映像を観ると、ロシア人の血が濃く出た彫の深い顔立ちと、熱いロック魂の込められた歌唱が懐かしかったですね。
当時話題と成り、大ヒットと成った「翼を下さい」に関しては、リズム・セクションが印象的な反面、歌唱に関しては、元祖の赤い鳥は勿論、徳永英明や渡辺美里、森恵らのカヴァーに比べると、やや物足りなさを感じた事は確かですが。
まあ、この時彼女はまだ20歳に成ったばかりですし、声量・技術・経験何れもこの曲を歌うにはやや若過ぎたという事でしょう。
後は、ニュースで流れていた最後のコンサートの映像。
若い頃の面影はまるで無くなり、すっかりやつれ果て、椅子に座りながら、懸命に熱唱する彼女の姿が印象的でした。
元気一杯のロック・ナンバーで慎んで彼女の冥福をお祈りしたいと思います。


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